薄暮、エビスビール、亀田、疲れ、けせらせら。

８月３１日
大変な折衝ごとがある１日だったので、どっと疲れた。

「ほな、たのんますわ」で済む会合ではない。
出がけにビゼーのカルメン間奏曲を聴いて落ち着かせる。

短時間であるが、論点、ポイントがぶれないよう核心に触れつつ、
法的にも、道徳的にも、権利関係にも、文書内容にも細心の注意をし、
今後の展開や、人心にも気を配り言葉を選ぶ。
不用かつ無駄な禍根を残さぬようフラットな姿勢・立場で真実以外はフロック、かまかけなし。
攻めるところは攻め、守るとこは守る、いうガチの状況下。
ここ数年でもっとも大変な会合。
できは80点。へとへと。ああしたらよかった、こう言ったらよかった、
というのはいっぱいあるけど過ぎたこと。

で、帰宅。しばらく放心。
ニュースをぼけえっと眺める。新政権の力がどうの、誰が何になるだの、
頭に入らないニュースばかり。なあんとなく時間が過ぎる。疲れた。

やっぱり走ろう、と思い立つ。
そして、その後、今日は久しぶりにビールを飲もう、と心に決める

もう外は薄暮。
ゆっくり走る。残暑は厳しいが、夜が近づくとともに、二条城のお堀の植え込み
から、りりり、りりり、と虫の声。頭の中はまだ放心。完全にあほうである。

とはいえ、走りながらもあの一言は的確だったかな、とか、伝わったかな、
相手はどこに向うのかな、などなど、会合の中身が頭を回り出す。
我ながら、けつの穴の小さいこと。

他のランナーやタイムなどに全く気をかけることもなく３４分かかって6ｋｍを走った。
食後に亀田の試合を見て、ビールを飲む。うまい。
本当はプレミアムモルツが好きなのだが、もらいもののエビスしかない。
十分うまいのだが、比べたらエビスより、モルツ。

まあ、こんな日もあるだろ。
ケセラセラ、なるようになれ、だ。
ビール前、66.9ｋｇ。